注射以外でも新人看護師は、先輩看護師や患者と良い関係を築けるまでに時間が掛かったり、日々の看護業務のレポートを作成するのに精いっぱいだったりと様々な悩みを抱えながら働いている人が多くいます。
特に、大病院に就職をする場合には若手であっても責任が重い業務を担当する機会も多く、日々ストレスに悩んだり、スキルアップのためにプライベートの時間が少なくなったりすることがあります。
そうした中、新人看護師が悩みをしっかりと解決して生き生きと業務に取り組むには、新人教育に力を入れているところや、年齢や職種に関係なくスタッフ間のコミュニケーションがきちんと取れているところを就職先に選ぶことが重要です。
新人看護師の教育に力を入れている病院の中には、仕事の悩みをすぐに相談できるよう、入職二年目から三年目の看護師を教育係に任命したり、少人数制の手厚い研修を採用したりしているところが目立ちます。
そこで、毎日の看護業務や研修の機会を通じて問題解決をしたい人は、早い時期から新人の受け入れ態勢が整っている職場の事情を把握することが大事です。
また、全ての看護師が顔を合わせるミーティングを週に1回程度の間隔で行っているところや、新人看護師の歓迎会や親睦会を開いているところは、新卒や第二新卒の看護師の間で人気があります。
なお、新人時代に少しでも分からないことがある場合には、仕事の合間や休憩中に先輩や同僚の看護師と情報交換をすることも必要です。